暮らしと環境・エネルギーの情報紙「燦」(サン)

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大樹小樹

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燦 2011年8月号

都市部では、空調温度の高めの設定や照明を間引くなど、節電努力が続く。新宿駅では、節電ポスターでも乗客に協力を呼び掛けた

産業界

危機回避へ 節電努力続く

□主な記事□
・経団連中心に率先して取り組み
・業界ごとに節電に工夫
・事例●クルマもコンビニも知恵を絞る
・サンインタビュー●慶應義塾大学教授 井出 秀樹 氏

 8月に入り、電力は足りているように見えるものの、定期点検中の原子力の再稼働が見込めず、電力不足が全国規模で深刻化していることに変わりはない。電力会社では老朽火力の再稼動やLNG火力の新増設、電力卸市場や自家発電からの調達など、電力供給力の確保に懸命だ。
 一方、電力危機回避に向けた需要側の取り組みも見逃せない。産業界としては、計画停電や大規模停電の発生防止に協力し、復興の基盤となる生産や流通、サービスに及ぶ影響を最小限に食い止めたいところ。
 盛夏を迎え、節電努力がまだまだ続く。

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燦 2011年7月号

東京都下水道局・森ヶ崎水再生センターでは、下水処理水を使って発電を行っている。こうした取り組みの重要性が、電力供給不足の中で再認識されるようになった

中小水力の着実な開発を

□主な記事□
・中小水力開発の現状と課題
・インタビュー●新エネルギー財団(NEF) 常務理事 鳥谷 宗治 氏/東京発電 水力事業部 開発グループマネージャー 瀧沢 雅仁 氏
・中小マイクロ水力の導入事例
・サンインタビュー●東京工業大学名誉教授 藤家 洋一 氏

 東日本大震災を受け、再生可能エネルギーに改めて注目が集まるようになっている。
 国内の水力資源量の調査によれば、約2700地点で合計約1200万kWが未開発のままだ。
 しかし、すでに大規模な地点は開発しつくされているため、その多くが奥地であったり、小規模であったりということで、なかなか開発が難しい面もある。
 ただ、水力は純国産エネルギーであり、しかも他の再生可能エネルギーに比べて安定して発電できることや設備利用率が高いこと、さらに耐用年数も長いことから、中小マイクロ規模の水力を着実に開発していくことが必要だ。

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燦 2011年6月号

東京大学では、本郷キャンパスの工学部2号館などで、「東大グリーンICTプロジェクト(GUTP)」による、ICTを活用した省エネが進められている

電力不足を乗り越えろ

□主な記事□
・国の電力需給対策と産業界の対応
・電力中央研究所 上席研究員 杉山大志氏に聞く
・「東大と見える化システム開発」シムックス社長 中島高英氏
・「福島の全国立地点への影響」開発計画研究所長 石井政雄氏

 東日本大震災の影響により、全国的に今夏の電力供給不足が懸念されるようになっている。
 地震で多くの発電所が被災した東京電力・東北電力、菅直人首相の要請により浜岡原子力発電所のすべての原子炉を停止した中部電力のみならず、原子力発電所を持つ他の電力会社でも、現時点では福島第一原子力発電所事故の影響で、定期点検を行っている原子力発電所の再起動が見込めないからだ。
 この状況を乗り切るため、各電力会社では長期停止火力の運転を再開するなど供給力の確保に努める一方、国は企業や消費者に対し、節電を呼び掛けている。

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燦 2011年5月号

4月15日に行われた福島原子力発電所事故対策統合本部の会議の様子(写真提供:東京電力)

インタビュー

福島被災の波紋と原子力の今後

□主な記事□
・インタビュー●衆議院議員 自由民主党エネルギー政策合同会議委員長 甘利明氏「金融危機回避へ 冷静に判断」/日本エネルギー経済研究所理事 戦略・産業ユニット国際戦略・石油・電力総括 小山堅氏「原子力停止で巨額のコスト」/東京都市大学大学院工学研究科 共同原子力専攻主任教授 吉田正氏「50年先見据え技術の維持を」
・東京電力●福島第一収束へ工程表策定
・菅首相が浜岡原子力停止を要請
・東京電力●高濃度汚染水の移送開始

 津波により電源を喪失したことで過酷事故を起こした東京電力・福島第一原子力発電所では、冷温停止に向けた懸命な取り組みが続いている。
 一方、今回の事故により生じた発電所周辺の住民への損害について、東電と国がどのような形で賠償を支払うべきかが課題となっている。
 福島第一の事故はまた、日本のエネルギー政策のみならず、世界のエネルギー情勢にも影響を与えている。
 賠償問題をどう処理していくべきか。今後、日本や世界のエネルギー情勢はどう変化していくのか。さらに原子力発電はどうなっていくのか。識者に聞いた。

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燦 2011年4月号

電源普及のため、外部電源の引き込みなど懸命な作業が続けられ、3月29日までに1〜4号機すべての中央制御室で照明が点灯した(写真提供:東京電力)

緊急インタビュー

大震災と原子力―私はこう思う

□主な記事□
・インタビュー●早稲田大学理工学術院特任教授 岡芳明氏「原子力の役割 変わらず重要」/国際エネルギーアナリスト 日本エネルギー経済研究所参与 政治博士 松井賢一氏「今世紀の課題 克服していく」/科学ジャーナリスト 中村政雄氏「リスクめぐり議論が始まる」
・福島第一原子力発電所事故の経緯
・エネルギー設備に大きな被害―業界挙げて復旧へ
・電力各社が津波対策強化

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、東北地方の三陸海岸を中心に未曽有の被害をもたらした。
 マグニチュード9.0という国内最大規模、世界でも4番目となる巨大地震に伴って発生した大津波により、海に面した市町村では多くの人の命が失われ、今も行方不明の人が多数いる。また助かった人達も避難所生活を余儀なくされている。
 同時に、この大地震は東京電力の福島第一原子力発電所に壊滅的な被害を与え、同社創立以来、初めてとなる計画停電を実施した。
 今回の福島第一原子力の被災をどう見たらいいのか。専門家に聞いた。

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燦 2011年3月号

スマートグリッドの構築に向けて

□主な記事□
・スマートグリッドへの期待
・スマートグリッドの実現へ―横浜市の取り組み
・NEDO●海外で共同実証事業
・世界初のメタンハイドレート海洋産出試験へ

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燦 2011年2月号

スマートエネルギー社会をめざせ

□主な記事□
・求められる次世代エネルギー・社会システムの構築
・インタビュー●東京大学 特任教授 荻本和彦氏
・スマートエネルギーネットワークの実現へ―東京ガスの取り組み
・東京電力●東通原子力1号機が着工

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